題名・武王の門
作者・北方謙三
出版・新潮文庫(上巻初版1993/8/25 三刷1996/3/15 \600 下巻初版1993/8/25 二刷1996/3/5 \600)
ハードボイルド作家、北方謙三の記念すべき歴史小説第一作目。
舞台は南北朝時代であるから、戦国時代のちょっとだけ前、建武の新政以後です。九州人なら九州探題がいた頃と言った方が伝わりますかね?
新田義貞や北畠氏、歴史に名高い悪党、楠木氏や征夷大将軍、足利尊氏、執事、高師直の時代として有名です。
菊池氏よりでた猛将、菊池武光と征西将軍宮、懐良親王の九州統一の夢を描いた作品です。歴史には忠実ですね。死に場所が詳しくわかっていない懐良親王を海に出たとしてさりげなく新見解を示してる辺り流石です。
面白さ・★★★★★★★★★☆
お勧め度・★★★★★★★★★☆
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